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実践、実践、実践

※本稿は、Swami Rama による英文(2018年4月16日公開)を日本語に翻訳したものです。


離欲(ヴァイラーギャ)のもう一つの側面は、アビヤーサです。アビヤーサとは「実践」を意味し、実践とは規律と注意深さを伴う行いのことです。


この二つは、昼と夜のように切り離すことのできない関係にあります。アビヤーサなしに、非執着や離欲を育むことはできません。同様に、離欲を伴わないアビヤーサは、最終的には時間の浪費に終わってしまいます。


この「非執着」と「実践」は、精神的成長において最も力強い乗り物です。しかし、どちらか一方だけでは、櫂を一本しか持たない舟のようなものです。動くことはできても、前進はわずかにとどまります。


これまでの章では、精神的な人生に入るための準備段階について述べてきました。これらの段階は、あなたの精神的な人生というキャンバスに描かれる、大きな筆致にあたります。それらは欠かすことのできない背景です。そこからさらに、輪郭がはっきりとした像や細やかな表現を生み出す、より繊細な筆致は、アビヤーサ、すなわちサーダナによって描かれます。サーダナとは精神的実践を意味し、一般には、特定の伝統に基づく具体的な修行―ハタ・ヨーガ、プラーナーヤーマ(呼吸法)、マントラの反復など――を指します。一方、アビヤーサはより包括的な概念であり、特定の技法の実践だけでなく、人生全体の目的や、信念体系を日常生活の中でどのように生かしていくかまでを含みます。本書では、この二つの言葉をほぼ同じ意味で用いています。


アビヤーサを理解し始めるにあたり、私たちは二つの世界の住人であることを思い出す必要があります。一つは、家族や社会、義務のある外的な世界です。もう一つは、より深く探求したい内的な世界です。アビヤーサは、この二つの世界のバランスを取ることから始まります。外の世界で生き、学び、成長しながらも、内なる世界からの静かな声に耳を傾けられるだけの距離を保つこと―それが人生におけるサーダナです。内と外の世界の間に調和が生まれると、外の世界は内なる世界へと至る手がかりとなり、内なる世界は、外の世界での人生をより豊かで充実したものにしてくれます。


イエスは完全にバランスの取れた存在でした。彼はこの世に生きながらも、この世に縛られてはいませんでした。彼は人間であると同時に神性を体現していました―それは本来、すべての人間がそうであるということでもあります。公的な精神的存在としてのイエスの大きな意義は、人間は人間であるがゆえに神的であり、神的であるがゆえに人間であることを示した点にあります。彼は、人間性を十分に生き切ることによって、その神性を示しました。


『カタ・ウパニシャッド』が示すように、人間は「魂を持った身体」なのではなく、「身体を持った魂」です。神性は人間の内に遍在しており、人間は本質的に神的な存在なのです。


精神的な人生を生きるために、この世界から逃れる必要はありません。世界の欠点ばかりを見て、それを醜く罪深いものだと決めつけることは有益ではありません。世界から背を向けても、精神的な幸福に至ることはできません。世界の中で生きなさい。一見すると不完全に見える世界を、ありのまま生き切ることによって、人は精神的な完成に至ることができます。


バランスと非執着への努力とともに、無私の心を養ってください。無私とは、完成させるまでに多くの練習を必要とする一つの技です。強さ、非執着、愛、そして恐れのなさは、無私の実践から育っていきます。


誰にも知られることなく、他者のために何かをすることを、日常の一部にしてください。無私であり、他者に対して注意深くあることは、努力というよりも、むしろ自然な在り方です。同時に、自分自身を忘れてはなりません。ヨーガの戒律において最初の原則は、アヒムサ―害さないこと―です。この原則は、他者に対してだけ適用されるものではありません。まず自分自身に向けられるべきものです。自分を傷つけてはならず、また他者から傷つけられることを許してもなりません。非執着と愛においては、賢明であることが大切です。自己中心的であることが助けにならないのと同様に、完全に他者中心であることも有益ではありません。ウパニシャッドは、「すべては一つである」と教えています。


人生に、心から向き合ってください。何をするにも、全身全霊と最大

限の注意をもって行ってください。子どもといるときは、仕事のことではなく、子どもとともにいてください。仕事をしているときは、子どものことではなく、仕事に集中してください。過去や未来ではなく、「今この瞬間」に在ることが大切です。


決断力を持ってください。判断し、選び、決定する心の働き―ブッディ―を用いてください。これは心の中でも非常に力強い側面です。最善と思える決断を下し、それに基づいて行動し、結果はより大きな力に委ねてください。友人、活動、生計の手段は、賢く選びましょう。それらすべてが、あなたのより高い目的と調和している必要があります。


そして、自分自身にやさしくあってください。これは長く、決して容易ではない道のりです。挫折や失望を生まないよう、目標は現実的であるべきです。歩く前に、這うことを受け入れてください。旅の途中で一つひとつの技を身につけ、つまずいたときや、後退してしまったときには、自分を許してください。後退は一時的なものであり、学びのために起こります。後戻りしてもかまいません。何が起こったのかを観察し、再び立ち上がり、前へ進んでください。



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